携帯電話の魅力。

日本の携帯電話はこれまでガラパゴス携帯と呼ばれてきました。
電話、メール、インターネット、決済、テレビ、写真、動画、スケジュール、、、。
小さな個体に詰め込まれた技術の結晶。そしてそれを包むデザイン。
よくCDは音源はもちろんレーベル、歌詞カード、ジャケットとすべてが作品だと言われますが、
携帯電話も同じような立ち位置に立っているのでは?と自分は常々思います。

そんな日本のガラパゴスケータイ諸島に上がり込んできたのがAppleiPhoneです。
瞬く間にガラパゴスケータイたちを駆逐し、スマートフォンという文化を根付かせた。
まさにアメリカらしい商品ですね。対抗するandroidアメリカのGoogle製。
いつの時代も世界の中心はアメリカなのでしょうか。移民の国なのに。

先日、docomoauから2011年夏の新機種の発表会がありましたね。
これまでにもましてandroidスマートフォンのオンパレード。
ガラパゴス携帯は見るも無惨なおまけ発表でした。
たかが携帯電話、されど携帯電話。
独自の文化を持っていた→世界標準の波がくる→溺れつつも独自性を出そうとする。
携帯業界に限らず、日本の文化や流行はこの流れを踏襲しています。
マクドナルド然り、コーヒーショップ然り、コンビニ然り。
発表会を見ていると、スマートフォンの枠組みの中でなんとか日本らしさを
打ち出そうと各社趣向を凝らしてきたのが見て取れました。
しかしながら大元のOSはandroidに頼らざるを得ない。
そこに日本の弱さがあるような気がします。
技術大国日本と呼ばれていたのが遥か昔のよう。
TOYOTAアメリカで訴訟地獄に捕まり、SONYはハッキングでネットワークがストップ。
日本ってこんなに弱かったでしょうか。
なぜandroidiOS に対抗できるOSを自社開発しないのでしょうか。
北朝鮮でさえ、オリジナルOSを開発しているというのに。
日本の文化はおもてなしの文化だと思います。
ホスピタリティの文化です。
そんな文化を持つ日本人が誰もが使うであろう根本のOS を開発すれば、
それはそれは大雑把なアメリカ人には作れないような親切設計のOS が作れると思うのです。

現在スマートフォン業界はAppleiOSGoogleandroidが破竹の勢いで広がっています。
巨人Microsoftは先駆者でありながら、落ちぶれ、Windows Phone7で
巻き返しを図ろうとしています。

3社ともアメリカ企業。今こそ日本の国産のOSを開発すべきではないかなと
個人的には思っています。
これから携帯各社はスマートフォンに注力していくそう。
OSは3種からの選択。じゃあということでちょこちょこUIをいじって差別化。
しかしそれが改悪というなんともみっともない状況で、
スマートフォンガラパゴス化しつつありますから。
日本の技術大国としての威厳を取り戻すためにもぜひ国産OSの開発をしていただきたい。
そしてそれに漢字の名前を付けてもらいたい。漢字かっこいいしね。

結局なんだかんだいって最初に戻りますが、携帯電話は技術の結晶だと思うんですよね。
だから僕は携帯電話、スマートフォンという商品が大好きなんです。
iPhone4S(仮)を待ち望んでいるんですということをここに記録します。
おしまい。